蛇足のごとく嫌厭する作業の一つに「確定申告」なる一年の計を申告する儀式がこの世に存在するのである。
この私の苦手なタスクからやっと解放された4月、これは自分にとって当に新年のスタートであり、自分解放軍に感謝の意を表し、大勲位菊花章を授与したい。
今週は月に一度の連休ウイーク。心トキメク、ウキウキウイークなのですが、一難去ってまた一難、ではないが、確定申告が終わった後、私の任務は、ワインリストの更新です。
ワインリストの更新は大事なのですが、何せ実際に試飲しなくては、お客様にワインのキャラクターや詳細をお伝えできません。そんな時、タイミング良くワインインポータントの試飲会と当店休日が一致したので、当然会場に足を運ぶことになる。
私は論理や真理で行動する人間ではなく、直感で行動する能動的な生物なのである。この直感を後悔させないワイン達が会場の扉の向こうで私を待っていると信じている。
会場に到着すると、頬をうっすら桜色に染め地面に対し平衡感覚が軽く麻痺した男性担当者が出迎えてくれた。
酒は一杯目は健康のため、二杯目は喜び、三杯目は心地よさ、四杯目は愚かさのためと人はいう。このインポーター受付男性は5杯以上は「試飲」していることが、所作から窺い知れる。
ここから期待値が上がり全身をアドレナリンが駆け巡る。
飲食事業者などの限定試飲会なので身分や名刺を差し出し、パンフレットとピカピカのワイングラス一脚を、その担当者から頂きご機嫌な口調で「それでは、らっぽリーリさん、会場へおへーるぃください」。
会場では百花繚乱のワイン達が出迎えてくれてる。「これから君たち全てを吟味してやるぜベイベー」と大声で叫びたかったのですが、通報され薬物検査を受けるのは真意ではないので、1人静かにフランスのクレマン(泡)からスタート。
90種類以上のワインが待機しています。勿論、全て摂取しては試飲になりませんので、最初は一通り香りや口の中で感じる変化や印象を確認し、吐器と呼ばれる専用器に吐き流します。
しかし、90種類以上の試飲、お酒の弱い人なら口に含むだけでも軽度の飲酒運転違反キップを切られるくらいほろ酔い加減になります。10分間隔で口の中を水でリセットし、次のワインにのぞみます。
結論として、やはり多種多様なワインは実際に足を運び試飲するのが最善策です。ワインリストの 更新にしっかりと役立てたいと思う。
試飲後、焼き鳥屋で一人打ち上げ。その後ほろ酔い気分で店を出て帰宅。
翌日、焼き鳥屋でチエックした資料を紛失したことに気がつく。
私は何をしに?試飲会場まで足を運んだのだろうか?。
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