昨年から北海道で初めて開催された、北海道WHISKY FES !今年もロイトンホテルにて無事開催されました。今回の記事はウイスキーに興味のない方は退屈な時間かもしれませんが、このような記事も掲載する特権と強大な権限が私には付与されておりますので、ご了承お願いします。

今日という日を一年間、首を長〜くして待っていたウイスキーラバーズが既に会場を埋め尽くし、場内をハイテンションの笑顔で徘徊している。 


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会場に入る前に受付でチケットを渡すと、首からぶら下げるタイプの酔っ払い認定テイスティンググラスを付与される。

しっかりと首にかけるとスイッチが入り戦闘準備完了だ。もう誰も私を止めることは不可能だろう。

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会場内には沢山のブースが出品しており、対戦相手はアルコール度数40度オーバー級の蒸留酒、さらに飲み方はストレートが基本ですから、当然全てを網羅するのは困難です。なので、自分で対戦相手を予め絞り、酒量コントロールするスキルが当然ながら求められます。

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 道産子の私が真っ先に向かったブースは、厚岸蒸留所です。
厚岸蒸留所のウイスキーは、残念ながら小瓶での販売しかされていません。そして4種類のニューボーンを味わえるこのチャンスは滅多に訪れません。来年はフルボトルが発売とのこと、ウイスキーラバーズには期待が高まるばかりです。

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基本的に試飲量は10ccで提供されます。多種多様なウイスキーを楽しむために10ccが適正量なのは、多くの方々にも異論が無いと思います。

今回の入場料の4500円(クラファンで先行購入すれば4000円)の満足感はケンタッキーフライドチキン20ピース購入の満足度を超える喜びを私が保証します。

それでは飲んだウイスキーの一部公開 レッツラゴー。
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このあたりから私もハイテンショな会場の一員に完全同化し、意味もなくニヤニヤしながら場内を徘徊する自分が全く違和感なく感じてきました。

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せっかくなので普段はお目にかかれないウイスキーコーナーにも顔を出してみました。
こちらは有料試飲で台湾ウイスキーのKAVALANのナウいシリーズが飲めます。

このKALAVANブース担当のスキンヘッド男性が私に「こちらの『カバラン ソリスト ヴィーニョバリック』は世界で最も権威あるワールド・ウイスキー・アワード2015において『ワールド・ベスト・シングルモルトウイスキー』に輝き、見事世界一に輝いたシングルモルトです。有料ですがいかがですか?」と私に問いかけるが、私はせっかく勧められたこのウイスキーのことよりも、映画「少林寺」のカンフーマスターの俳優がしばらく頭から離れないくらいディープインパクトをこの男性から受けたので、次回会った時は彼に謝罪と賠償を請求しようと思う。

カンフーマスターに1000円を支払いお目当の「カバラン ソリスト ヴィーニョバリック」を注いでもらうと、な、なんと衝撃の出来事が!「カップ並々じゃねーか」
「サービスです」(ニコッ)って注いだけどカップ並々って約30ccか? この2万円前後のウイスキーを1000円で30cc飲めるって、普段の私ならこのような人たちは敬愛を込めて「天使」と呼びますが、本日はこの後もまだまお目当のウイスキーと対戦しなければならないのです。イスラエルでワーグナーが禁止なのと同様に、今の私にカップ並々は御法度だ。

このカンフーマスターは自由は守られるべきであるという近代的な公理を全うしたつもりかもしれないが「この酒量を、このタイミングで、こんな美味いウイスキー出すんじゃねーよ」
いやしい私は、この神に選ばれた琥珀色の液体を残す選択地は当然皆無、私の辞書にも美味い酒は全て飲み干すと書いてある。次回カンフーマスターと会った時は謝罪と賠償を請求しようと思う。

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お昼頃から入場し開演が5時となっている今回のウイスキーフェスですが、残り時間も後わずかとなったところで私のお目当のブースに到着しました。 私にとって、このTOMATIN34YEARSが去年のフェスで一頭地を抜く美味しさで、この味が忘れられず気がつけばここに舞い戻ってきました。このウイスキーは桃由来100%の成分で出来ているかと思わせるほど果実の香り豊かで、暴力的なアルコール感は微塵も感じぬ仕上がり、この娘に会うために私はここに訪れたのだと再確認する。

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スプリングバンク クリスタルボトル。
産まれたばかりの赤子の瞳のように、どこまでも澄み切った透明感と香水のような芳醇感が支配的。
私は勝手に「ウイスキーのウイスキーによるウイスキーのための奇跡のウイスキー」と命名した。

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でた!山崎18年。ザキヤマです。最高です。UNFPAの統計においても、ザキヤマ18年にアイロニー的な表現をする人物は現在地球上で観測されておりません。旨いぜベイベー。

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カブト虫が木の樹液に群がるように、気がつけばこのブースにもたくさんの人が群がっています。
宴もたけなわになってきましたが、愉快なウイスキーラバーは目の前の樹液に吸い付いて離れません。

ここで店主から「3杯有料試飲してくれたお客さんには、このシークレット酒をサービスしちゃいます」と謎のコール。当然私も3杯頂いていたので、お呼ばれしました。

中身はグラッパでこれまた秀逸な作品を拝受しました。

この後、閉会時間ギリギリには店主自ら「道民皆振る舞い酒法」発令、ここから更に数杯の貴重なウイスキーを試飲させて頂きました。その後完全に酔いの回ったこのブースの人達が、酒の同盟を組み見ず知らずの人達と妙な一体感で団結し、笑いながら「お母さん、今日は私を産んでくれたことに感謝します」と意味不で危険な宗教団体の様相で連呼していました。


私は最近ウイスキーを嗜むようになり、そこに興味の探求は尽きない日々です。底の浅い素人レベルの駄言を重ねて貧弱な語彙しか持ち合わせていませんが、今回沢山のウイスキーを実際に試飲してみて「百聞は一見に如かず」を実体験しました。

当店も10月1日より新しいワインリストへ変更します。今回の体験を生かし、リスト内はウイスキーも充実しておりますので、ウイスキラーバーの皆様も、そうでない皆様もご来店心よりお待ちしております。

また来年もウイスキーフェス開催を待つ、秋の夜長。